発見しました！モラヴィアの大草原!!!

やってやりました！

モラヴィアの大草原、発掘です！！！

今日はもはや「さんぽ」ではなく「冒険」でした。

本当に場所が掴めないモラヴィアの大草原。

絶景本には「レンタカーで行きましょう！」
ネットには「行きたかったけど行けなかった」「場所がわからなかった」

ゆりと協力して大リサーチ　in our ホステル
Google mapを駆使し、記事を読みあさる夜中。

今日は草原までどんな冒険をしてきたのか綴りたいと思います。

朝起きる。
なんと、天候は雨…というより大雨。
ショックを隠し切れない私たち。

「でも天気変わりやすいから、晴れるかもしれない」
内心大焦りだったけれども顔に出さずに過ごす2人。ｗｗ

寒い寒い外に、完全防寒装備で出たのでした。

Brno駅から、電車で「キヨフ（Kyjov）」という駅に移動します。
前日に電車のタイムスケジュールをもらっていましたが、意外と朝から
1時間に1本くらいの頻度で出ています。（71コルナ）

Brnoにやってきた小さな電車は２両編成。

列車の中はこんなかんじでした。みんな寝たり本読んだりボケーッとしたり。
日本の電車では携帯いじっている事が多いけれど、あまりそういう人をみないなぁ。

1時間電車に揺られます。
天気は不安定。雨雲と青空が交互にあらわれる。その度に一喜一憂する。

こころなしか、キヨフ方面は雨雲が切れている気がする…!!♡

9：28出発、10：31到着。キヨフはとてもとても小さな駅です。

空も願いを聞いてくれたのか、以前曇り空だけれど、雨を降らすのは我慢してくれました。

ここから観光案内所に向かいます。
（http://www.mestokyjov.cz/en/vismo/dokumenty2.asp?id_org=7844&id=1005&p1=70）
自転車を借りるためです。

料金はデポジット（自転車返却時に返ってきます）1000コルナ
自転車1台100コルナでした♡

前日に日本人の方が自転車を借りているのをドキュメントを盗み見して知りました。笑
やっぱり…！草原目指している人はいるーー!!

さあ、今日は一日よろしくね！

恒例の自転車に命名♡

Y：モラヴィー
M：風車（アマールカの友達で、足の早い鹿くんの名前）

ちなみに観光センターのお姉さんはとても親切で街の見どころをたくさん
地図とともに紹介してくれました。
二人乗りの自転車、ワインセラー、美術館…

YM((ありがとう…！でもどれも行かないよ…!!!))

ちなみにお姉さんに、
「なんで日本人がちょこちょこ来て自転車を借りるか知ってますか？」
と聞いてみました。
お姉さんはちょっと悩んだ後に、私たちの歴史ある建物や、お花などを見に来ているのかしら…
とちょっと自信なさげ。

元気よくモラヴィーと風車は動き出す。
目指すは国道54号線。

割りと交通量が多く、車もスピードを出して走っているので少しこわかったけれど、
アテがあるのはこの道しかないんじゃーーー！

爆走するゆりめい。

途中気になる小道によりみち。

歩いて行くと…
突如現れる湖。人っ子一人いないその場所に奥まで入って行くと
ただ聞こえるのは数種類の鳥の鳴き声と、カエルの合唱。そして、風の音

勘が良かった！幸先よし！

再びペダルを漕ぎ始めるYM。
歌うはQUEEN、『Bicycle Race』♪楽しいっ。

422号線に切り替え進む。ひたすら。

Svatoboriceという街につくと、街並みがまたまた可愛い〜♡

けど今日は草原じゃー！

何度かトライ＆エラーを繰り返す。

進行方向右に伸びる道に入り、坂をのぼりまくる。
絶景がないと引き返し、また違う道をのぼってみる。

Y「キレイだけど…なんか惜しい！」
M「他の道行ってみよう！」　これの繰り返し。

知らずに民家（？）に入り怒鳴られもしたｗそんなに怒るなよ〜

モラヴィア地方は、そもそも広大な敷地が丘陵状になっていて、坂道が半端無く多い。
しかも結構しんどい。

「草原をみたいー！」の一心で歩を進める。

Y「す、すごい！！！！」

正確な道が今となってはわからないけれど、入っていった道から見た景色は
一面の波打つ稲穂。

だんだん、近づいてきた…！！

お腹が空いてきたので、前日ご飯を炊いて作ったおにぎりを食べる。

YM「おいし〜〜〜！麦をみながら米を食らう！ｗ」

人っ子一人いない麦畑でピクニック♡

と…

ポツポツ…

M「なんか雨降ってきたね」

ザーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

YM「ぎゃーーーーーーーーーーー！！！！！」

一瞬にして空が暗くなる。
厚い雨雲が空にひしめく。

大雨どころのさわぎじゃなく、寒さ、突風が吹き付ける。

Y「なんなのこれーーーーー！！」

木の下に雨宿り。止む気配がない。鳥がたくさん、慌ただしく飛び去っていく。

ありったけの服を着こむ。悲しい…ここまで来たのにーー！

と、上を見ると…なんと！チェリーの木ではないのー！！

M「失礼いたします」

M「パクっ」

M「うまーーーーーーーーー♡ｗｗｗ」

ということでランチ後のデザートを大雨の中、いただきました。笑
「天気は悪いけど、私たちはノーテンキでよかった。」
天候の寒さに勝る寒いことも頭によぎるｗ

Y「やまないねぇ。街にどうにか引き返す？」
M「今出るのはキツイんじゃないかな〜」

30-40分位震えながら雨宿りしていたら、徐々に雲が薄くなり、雨があがる。涙

少し進むと、上から見る景色が素晴らしかった。
下に降りて行ったらいい景色見られるんじゃないかと、目視判断。

またひたすら進む。

自転車で行くにはキツイ道になってきたので、自転車を置いて徒歩で麦畑をすすむ。

足が水浸しのまっくろけになってもめげずに進むと…

わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！

360度草原に囲まれた。

時期的に全てのフィールドが緑というわけではなかったけれど、
金色に輝く麦もまた素晴らしくキレイ。

風が吹くと稲穂がゆれる。
その度に波が押し寄せてくるような感覚を味わう。

ただただひたすら果てしなく続く草原に見とれながら、
そして今日の頑張りへの達成感を感じながら
最高の時間を過ごしたのでした。

なかなかプロではないので写真で伝わりづらいけれど、
そこにはたしかに「モラヴィアの大草原」があって私たちはその地に足を入れることができた！

モラヴィアは絶景ポイントはたくさんたくさん限りなくあるのだろうけれど、
私たちは、私たちの満足のいく、草原の景色に出会えたのでした。

行けるか不安すぎて一瞬ためらったけれど、行ってよかった。
なんかもう、2人ならどこへでも行けると確信した1日だったのでした。