こんにちは、ブリスベンからめいころです!
2015年に日本を発つ時は、”海外生活はワーホリ2年間だけ”と思っていたのにも関わらず、かれこれトータル7年半になる私のオーストラリア生活。メルボルンでスタートし、現在はブリスベンに住んでいます。
今日は何故私が母国日本を離れブリスベン生活を続けているのか、改めて理由について考えてみました。
オーストラリアや海外にこれから住んでみたいな、と思っているけれどなかなか踏み切れない!と思っている人に届きますように。今日はブリスベンでの生活をベースにしてお伝えしたいと思います!
平和な環境
平和だなと思う日々
ブリスベンで生活していて日々思うのは、「平和だなぁ」ということ。もちろん事件や犯罪が0というわけではないですが、オーストラリアは治安が良い国だと思います。平和に、幸せに暮らしている人が多いからなのかなーと思います。
7年半、幸いにも怖いと思うような出来事にあったことはありません。多国籍国家なので色んな国の人たちがいるのが当たり前の環境なので、差別にあった経験もありません。そして銃社会ではないというのも大きなポイントだと思います。
毎日、みんなが自分らしく大らかに、思い思いの生活をしているのを見るとすごくいいなぁと思いますし、自然が多いので緑に囲まれながら生活していると、安らかな気持ちで生活ができます。
のんびり・ゆったり
シドニー、メルボルンなどの大都市についてはまた少し変わってくるかもしれませんが、ブリスベンは「のんびりしている都市」と言えます。都会から来たヤングなお客様は「思ったより夜、何もないっすね」と苦笑いのことも。
私は日本で都心での生活が長かったので、24時間眠らない都市、人もモノも何でも集まってくる東京でエキサイティングな生活をしていましたが、そういった生活はここでは全くできないと思います。
夜は静かだし、うちの近所は9時前にはゴーストタウン化します。ポッサムとかターキーの方がうるさいくらい。
ただその代わりに大きな植物園でゴロンとしたり、川沿いを散歩したり走ったり、コーヒーを飲んだり、本を読んだり…自分時間が増えたなと感じます。
天候の良さ
クイーンズランド州の州都、ブリスベン。クイーンズランド州の異名は”Sunshine State”。天候の良いブリスベンは年間365日あれば300日以上晴れと言われていて、青空が広がっている日が多いです。
天候は気分を左右するよなーと思うのですが、こんなにも綺麗な青空が続いていると、気分も晴れやかになります。外に出ないともったいないなと思わせてくれるような気持ちのよい気候。
そして温暖というのも嬉しいポイント。夏は本当に暑くてうんざりすることもありますが、(まぁ夏はどこも暑いか!)春、秋、冬はとっても気持ちが良いです。今は冬ですが、最高気温20度超えのカラッとした日々が続いていて気持ちが明るくなります。
フレンドリーでニコニコな人たち
クイーンズランドは大らか、オープン、ニコニコな人が多いです。ふとした時にスモールトークが始まることが多いです。
他人を他人と思わない、隣人を愛せよ、でも変な干渉はしないというような空気があります。散歩してすれ違うと、微笑んでくれる人が多いです。オフィスのエレベーターでは全然知らない人に、”いい天気だね〜今日は忙しいの?”とか、公園で遊んでると”ねえ、それは何ていうゲーム?”など気軽に話しかけられることが多いです。
そう接してもらえていると、私も他人を身近に、そして愛しく感じることがあります。こういうのってあったかいな〜と、幸せな気持ちになります。
ストレスレス
オーストラリアで生活するようになって、明らかにストレスが減ったと感じます。東京では仕事に予定に、楽しいけれどいつも何かに追われるように日々を過ごしていました。今はその頃と比べると、やりたいことを追える心と時間の余裕があります。
働く環境
”え、今日の仕事終わった?大丈夫?”と思うほどオーストラリアの人たちは定時で帰ります。(いや、定時前か?w)私はシェアオフィスで働いていて、色んな業界の人たちが同じフロアで働いていますが、17時になると、もはや残っているのは私と、いてもあと2人くらい。時間になるとみんなパソコンをパタンと閉じて、意気揚々と帰ります。
私の定時は18時ですが、18時まで残ってる人なんていません。18時でも自分がすごく長くまで働いた気分になります。日本にいたときは当たり前に残業の日々だったけれど、今はほぼ定時で終えて帰宅できるので夜の自分時間が増えました。
あと、私は自転車で通勤しているので、都心を走る忙しい満員電車に乗ることなく仕事開始できるのは大きく変わったポイント。ブリスベンには電車、バス、フェリーの公共交通機関が運行していますが、寿司詰め状態、満員御礼!のような光景は一度も見たことがありません。
大好きな通勤路。オフィスに行きがてら元気になります。
視覚、聴覚の刺激が減った
私にとってはすごく大きな違いなのですが、東京で生活しているときは、見たくもない広告がいつでも目に入ってきて、聴きたくもないアナウンス(やまたまた広告)が耳から入ってきて、歩いていても、電車に乗っていても忌々しく思っていました。
オーストラリアでは街中や公共交通機関内の広告はうんと少なくて、不要なアナウンスはないので目と耳が安らかです。それよりも川や風、葉っぱの音、鳥のさえずりが楽しめます。
多国籍な環境
250か国籍以上の人たちが住むオーストラリアは多文化、多国籍。みんな違って当たり前。なので自分が日本人だからどう、などと考えることはないです。
みんな肌の色も、髪の質も色も違うけど全てが美しい。世界っていろんな国があるんだな、いろんな人が生活してるんだなって気付かされるし、色んな文化や考え方、言語に触れることもできます。そんな環境が面白くて、好きです。
周りの目を気にしないで生活できる
多国籍な環境というのも大きいと思うのですが、この国では人それぞれの個性がとても大切にされます。
何か人と違うからって変に思われたり、言われることもないし、特別とも思われないのでいつだって自分の素のままでいられます。人の目が気になるな、見えないレールに乗ることに躊躇しちゃうなという人は、オーストラリアに来るととっても楽になると思います。
生活面
生活のしやすさ
オーストラリアは外国人にとってとても生活しやすい国だと思います。多国籍文化なので入っていきやすいというのもありますし、治安はいいし、必要なものは何でもあるし、一応水道水も飲めるし、日本ほど便利で美味しいものはないかもしれないけれど、ないものはないで生きていけるので問題なし。
給料の高さ
オーストラリアの給料の高さはよく話題にもなるけれど、実際高いです。インフレが起こり物価や家賃も上がっていますが、給料も上がっています。例えばアルバイトでも最低時給はA$23.23(約2200円/2023年7月)だし、オーストラリア人のフルタイムでの平均月収はA$7,570(約71万円)だと。半端ない!
物価も高いですが、現地で働き始めるとペイできるようになって心に余裕が生まれます。
出典:Time Doctor “What is the average salary in Australia?”
自然の多さと環境意識の高さ
オーストラリアの自然は本当に美しいです。でっかい自然や動物と触れ合って育ってきた人が多いからか、環境に対しての意識がすごく高い国だと実感します。オーストラリアの89%の人がリサイクルは重要と考えており、74%の人が自分はしっかりリサイクルに貢献している自負があります。
参考 : Clean Up Australia “Recycling”
環境イベントでゴミの分別についてわかりやすく伝えてくれるおねえさん。
我が家もコツコツ、コンポスト3年目!ゴミの40%はリサイクルできる生ゴミなんだとか。ここで集められた生ゴミは堆肥に変えられます。
日本と同じくレジ袋は全て有料で、使い捨てのコーヒーカップの代わりにKeep cupを使ったり、生ごみをコンポストしたり…ブリスベンの街中はゴミもあまり落ちてなくて綺麗です。プラスチックで包装されていない野菜や果物を買うことも簡単にできます。日本に戻って生活してみると、思ったよりもプラスチックで溢れていてびっくりするのと同時に、いつも罪悪感とどうしようもできない無力さを感じてしまったりします。
税金がちゃんと生活者に還元されてる気がする
ブリスベン市から出される月報には、よく税金の使い道が掲載されています。
”公園をいつまでにこう整えるのに◯ドルかけます”
”この地域に新しい図書館を建てます。予算は◯ドル”
”自転車のための安全で気持ちの良い道を作るのに◯ドル投資します、具体的にはこのような計画です”
など、生活がより良くなるための使い方がされてるなという印象を持ちます。
参考:Living in Brisbane ーJuly 2023
2032年のオリンピックはブリスベンでの開催が決定して、都市開発も進んでいますが、こうやってみんなが住みやすい、サステナブルな方向に成長していく都市を見ているとエネルギーをもらえる感じがします。なので、タックスは高いけど、まぁ、みんなが幸せに暮らせるならいいか!と思えたり。(いや、本当に高いけどさ)
改めて考えみると好きだなって思えるポイントがいっぱいありました。
オーストラリアに来て、ブリスベンに住んでいて、心が平和に豊かになったなと思います。
でも、海外生活はいいことだけではない!別記事では、オーストラリアに住んでいて嫌だな、とか辛いなと思うポイントについても考えてきたいと思います。
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