こんにちは!めいころです。
前回の記事ではオーストラリア、ブリスベンに住み続ける理由について振り返ってみました。
…が、やはり海外生活は楽しいだけじゃない!大変だな、嫌だな、辛いぜ、日本の◯◯が恋しい!となることもあります。
私が感じていること、挙げてみました!
ビザ問題がつきまとう
観光やワーホリ、留学なら何の問題もないのですが、他国に長期で住むためには、その国に滞在するためのビザが必要です。この国好き!住みたい!と思ってもビザなしで住み続けることはできないのです。
私は今、学生ビザのコンディションでオーストラリアに滞在していて、パートナーと一緒に永住権取得に向けて頑張っている最中です。ビザ取得には時間もお金もかかるし、申請条件をクリアするために、英語力、オーストラリアでの学歴、職歴など必要なことも多いです。…努力や根気も必要。TT
私とパートナーは先週、永住権取得に向けてビザコンサルを受けてきました。
・どんな道筋に可能性がありそうか
・その道を辿った時のリスク
・さらに調べるべき情報
・準備すべきもの(書類や英語力証明)
など自分のバックグランドに合わせて、プロ視点から具体的なアドバイスが聞けました。これから長期戦になるかもしれませんが、同じ方に担当してもらい、私たちのビザ申請をサポートしてもらおうと思っています。
言語の壁
母国語は超えられない
日本語に並ぶ英語力を身につけるのは至難の業。大きな努力が必要だなぁと本当感じます。
7年半オーストラリアに住んでいるとはいえ、ネイティブレベルには程遠い!
生活したり、友達と話したり、仕事をするのに英語で困ることはもうほぼないけれど、英語でコミュニケーションする時には常に「意識」が必要で、日本語を使うよりエネルギーを使います。
日本語だと、意識せずとも耳から言葉が入ってきたら意味が捉えられるし、自分が伝えたいことも、丁寧語、謙譲語、タメ語など使い分けながらベラベラ出てきて、小説もスラスラ読めて深いところまで味わえるけれど、まだまだ英語ではこうはいってません。TT
さらにオーストラリアは日常の中にネイティブイングリッシュ、多国籍国家なので、色んな国のアクセントが混ざった英語…いろんな英語で溢れていています。ネイティブイングリッシュはやっぱり早いし、スラングも多い!…誰かが話す時は集中して聞いてます。
生活するために必要なことは…全部英語で書かれてるし、話される
ビザも住まいも、病院も、各種手続きも…もちろんそう、全部英語…TT!
色々日本と勝手も違うことも沢山あるし、わからないことも出てきたり…スラスラ、スムーズにいかないことも沢山あります。
日本との距離
日本の家族や友人に会えない
時代はオンライン!SNSも発達してるし、LINEですぐ繋がれるって言ったって、やっぱり顔を合わせて一緒の空気を共有するのとは全然違います。家族や友達に会いたい時にすぐ会えないのはとても寂しいです。
ブリスベン⇄日本は、直行便で9時間〜9時間半くらい。(時差はたった1時間)帰ろうと思えば、夜出て朝着ける距離(!)だけどやっぱり旅費もあるし、気軽にビュン!とは行けないのが現実。
一時帰国するときはできるだけ長めに期間をとって、大切な人たちとの貴重な時間を楽しむようにしています。もう少し帰国の頻度を増やせたらいいな。
医療制度は日本の方が優れている
日本は医療技術が高いのはもちろんですが、病院にスムーズにすぐ行ける、医療費も3割負担…とても安心な環境だと思います。
オーストラリアも医療技術は高いけれど…待つ、高い、病院の選択の自由度が低くて…不安!と感じました。
先日、唾石症という唾液腺に石ができる、食べる時に凄まじい激痛が走る…!という症状で入院することがあったのですが…
先生に診てもらうまでの、長いステップ
専門医に診てもらうには、基本的に総合医からの紹介状を入手する必要があり、診察、超音波検査、総合医の診察&紹介状の取得、専門医への予約…
そしてようやく専門医に診てもらえます。(※Emergencyは別)
最初に総合医のお医者さんに紹介された専門医の予約可能日は2ヶ月以上先。そんなの無理!とレターを書き直してもらったり…と時間がかかる。めちゃくちゃ痛いのにすぐお医者さんに診てもらえないことに不安&絶望の気持ちでした。
痛&不安すぎてTwitterにぶちまけていたw
日本なら、「耳鼻咽喉科に明日予約!」がすぐできるの本当すごいと思います。
医療費、高い…ッ
医療費は基本的にまず自分で全額を払い、その後加入している保険会社へ請求します。なので診察や検査、入院など色んなステップでの出費をまずしなければいけならず、どのくらいの割合で返金されるかは加入している保険会社やプラン次第、受けた施術次第になるので、その時点では分かりません。(保険会社やプランなどによってもちろん違いもあると思います)
物価の高さ
ただでさえ物価のお高いオーストラリアだけど、ひしひし感じる更なる物価高。(世界みんな大変だ)
日頃の買い物も「前より値段上がってる!」を実感します。
コーヒーも2015年頃は一杯3.5ドルだったのに今や5.5-6ドル必至。
外食高い…!TT
外食は一層高いです。最近ブリスベンではこんな感じの印象…
コーヒー | A$5.5〜7 | ¥520〜¥670 |
カフェ朝ごはん | A$18〜25 | ¥1700〜¥2400 |
ランチ | A$20〜28 | ¥1900〜¥2700 |
ラーメン | A$18〜25 | ¥1700〜¥2400 |
夜外食 | A$30〜60 | ¥2800〜¥5700 |
いいとこの外食 | A$120〜 | ¥11,000~ |
ビール | A$8〜12 | ¥760〜¥1200 |
グラスワイン | A$10-12 | ¥950〜¥1200 |
カクテル | A$20〜30 | ¥1800〜¥2700 |
(※2023年7月下旬/ A$1=¥95の場合)
最初はびっくり仰天していたこの価格も、生活してるとだんだんとこんなもんと麻痺ってくる…
カフェに行く、読書、ピクニック、公園でのんびり、友達とBBQする、川沿いを散歩する、サンセットを見ながらみかんを食べる、自転車を漕ぐ、絵を描く、図書館行く…などあまり消費しなくても楽しめることもいっぱいある。
税金やビザ申請費用も高い
一緒くたにすることじゃないけど、そう、タックスも高いし、ビザの申請費用も年々上がってます。
も〜生きてるだけで出費っていっぱいあるね。またまとめるね。
各種サービスの質
接客スタンダード、低め
例えば接客。日本は丁寧、優しい、早い、笑顔も気付き力も高くて、正確。世界トップレベルだと思います。一時帰国で日本に帰ると、そのレベルの高さに改めてびっくりしちゃいます。どんなところでも丁寧に接してもらえて心地よいし嬉しくなること多々。
オーストラリアのサービスのスタンダードはそれに比べたら低い…。と言わざるを得ない。
お客様は神様みたいなコンセプトはない。お客様はどちらかというとMate(マイト/友達)です。
それは全然いいのだけど、飲み物バーン!って出されたり、注文をだるそうに取られたりすることもあります。
公共交通機関の時間、テキトー
公共交通機関のスケジュールと正確さ、ジャパンスタンダードはすごいっ…
1-2分の遅れで「大変申し訳ございません」と謝る日本と、電車が30分遅れでも、謝らないし説明もないオーストラリア。
バスは時間が前後することが多いので、あんまり信じていません。20分に1本のバスが来ない!などもあり不便を感じることもあります。
家のどこかが壊れても、すぐには直らない
不動産はのんびり屋。(私たちの引きが悪いのか?でもこんな話はたくさん聞く。)
何かトラブルがあっても、すぐに解決されないことも多い。メールを送っても、返信が遅いこともたくさんある。
お湯が出なくなった時も、電気が数日なぜか使えないって時も…
洗面台の下にある水道管パンクして家が水浸しになった時も…どんな時でも対応遅かったな…w
日本が恋しくなるもの
ごはん
日本食は最強であります。何より美味しいし、健康的だし。卵かけご飯も気軽にできるしさ。しかも外食もチョイスが多くて、さらにお財布に優しいなんて…天国。日本のごはん、世界一だと思う。
お風呂
オーストラリアのおうちはシャワーだけの物件も多くて、バスタブがあまりない…!
我が家もシャワーのみ。風呂は命の洗濯…全然洗濯できてません。お風呂のいい効果っていっぱいあるし、疲れもふっ飛ぶのにね。あーバスタブ。バスタブ欲しいです。お風呂欲を満たすために、たまにお風呂屋に行ったり、たまの旅行でバスタブ付きの部屋を取ったりして、ごまかしごまかしやってます。
標高の高い、林の中でAirbnb♪
本屋、古本屋
こちらで恋しくなるのは日本の小説。Kindleをゲットして簡単に日本の本にアクセスできるようになったけど、Kindleって、ない作家さんのも何気に多いんだよなぁ…そして高いんだよなぁ。
古本屋が大好きなので恋しくなります。一時帰国した時、重いけど30冊くらい古本屋で購入して持って帰ってくる、などして対策しています。
最後に
オーストラリアに住んで、「くうー」とか「こんにゃろ〜」とか「は?」と思うこともあります。ビザとか本当にストレスだし。色々高くて、お金もかかるけれど…
でも、これからも住み続けようとしてるということは、やっぱりこの大変を上回る、魅力や好きがあるからなんだと思います。
海外で生活している人、きっと私と同じような気持ちでいる人いっぱいいると思います:)
最初の最初、ワーホリで日本を出た時は「日本以外の生活も体験してみたい」という気持ちが大きかったのですが、こんな環境もあるんだなって知れたのはよかったことでした。
ここまで読んでくれて本当にありがとうございました:)また色々とアップしていきます!
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