2人の最後の夜

タイ、ドンムアン空港から
最終目的地、　日本、成田空港へ向かう。

とっても簡単な旅の最終ミッション。

私とゆりのせかいさんぽが終わる直前
2人で作り上げた大切な84日間をめいっぱいお祝いしたのでした。

最後のユースホステルに別れを告げて
一番バックパックが似合わない格好で出ました。
ベトナムのお母さんに作ってもらったオーダーメイドの黒のワンピースに
ラスベガスのオムニアナイトクラブに入るために急遽買った女の子らしい靴。

混雑する金曜日の夕方。

Y「だめ！そんな金額高いから乗らないよ」

M「このタクシーはメーターなの？え〜〜〜？違うの？じゃあいい。」

なんていつもの様に交渉して乗り込むタクシー。

目指すは5つ星★★★★★　バンヤンツリーホテル！
そこの61階にあるルーフトップバー、”Vertigo and Moon Bar”

同じくルーフトップバーで有名な、ハングオーバーでも使われた
”Sirocco（シロッコ）”は18時から。

出国まであまり時間のなかった私たちは17時から開いている
バンヤンツリーをチョイス。

カオサンからはそんなに遠くないものの、大渋滞。
タクシーで1時間程度かかりました。

到着するとまるでお嬢様扱い。
もう貫禄の出たｗ　ちょっと（？）汚れたヘビーなバックパックとサブバックを
すぐに預かってくれて、丁寧にご案内。身軽になりました。

メイクをゴージャスなお手洗いでし直して準備万端！

高低差で耳がキーンとなるエレベーター。

YM「やばい〜♡楽しみすぎるっ」

外に出るとそこにはバンコクが360度見渡せる大絶景が待っていました♡

M「これはすごい〜〜〜！！！」
Y「リッチ！！」

バーに腰掛けアマレットジンジャーを注文（320バーツ/1200円くらいだったかな）

YM「かんぱーいっ！！♡」

日本の建築法ではルーフトップバーって作れないみたいで
私たちも初めてこんな高い位置の屋外バーに来てなんだか非現実的！

時間の経過の感覚ではあっという間の84日間。
だけど、思い返してみると、アテネに向けて飛び出したあの成田空港の日は
遠く昔に感じます。

毎日のことを思い出そうとすると途方も無い。
それだけたくさんの思い出ができていたことに、ゆりと話していて改めて気づきました。

Y「いっちばん感動した時っていつだった？」
M「うーん…なんか、夜中にモロッコのフェズに到着して、暗くて実感わかなかったけど
　　朝起きてみてテラスに出た時の前日までいたアムステルダムとの違いに
　　なんか感慨深くなっちゃったんだよね」
Y「あ〜〜！！分かるーー！砂漠も半端無かったよね」

M「一番しんどかったのっていつかな？」
Y「もうそれはマドリード空港でしょｗ　どうしようかと思ったもんｗｗｗ」
M「飛行機無事乗れた時大爆笑だったよねｗｗｗ」
Y「疲れきってなお歩き続ける時２人とも超寡黙だよね」
M「ｗｗあったね〜。メキシコやらラスベガスやら。
　　でも黙っててもだいじょぶな2人がまたいいよね」

Y「最高だった宿どこかな〜」
M「ユトレヒトのアネットと別れるの辛かったー・・」
Y「お部屋もめちゃくちゃときめいたよね」
M「あとはアテネのアシンズキンタは殿堂入りだよね」
Y「しょっぱなにして最高だったよね♡延泊しまくったｗ」
M「日本帰ったら絶対和風のハガキを書いて帰国を知らせよ！」

M「iPhoneザギントスで水没させた時さ〜」

Y「カンクンの自炊環境最強だったよね〜。一番おいしく作れたのは…」

M「カンクン住みたいよー」

Y「ホイアンの平和さったらなかったよね。ある意味一番リラックスできたかも」

YM「わかるぅぅぅーーー！」の大連発。ｗ

もう止めどないこの話は、
夕方空がオレンジ色だったところからだんだんと太陽が落ちて、
夜の深い青が入り混じり、星が出るまで続く。

空港に向かうタクシーに乗ってもなお続く。

空港で最後のチェックイン。

飛行機に乗る直前に涙目になってしまったのは
それだけ一緒に頑張って楽しんできたから。

飛行機が飛び立つと街の明かりがぐんぐん小さくなる。
目をとじるとなお思い出される色んなできごと。

思い出の海に浸かりながら眠りについたのでした。

「日本に到着した時に、どんな気分になるんだろうね？」

旅の最中何度かでてきたこの話題。

私たちの答えは

YM「やっぱり嬉しいっ！日本はおうちだ！」でした。

せかいさんぽVol.2がきっといつか。

PS
日本に帰ってきたものの、また17日からはオーストラリアでの生活を始めます。
ワーホリに向けて準備しなきゃ！

また、旅を振り返ってみたり、まとめてみたり、
書いていなかったハプニングであったり
ちょこちょこと更新しようかと思うので良かったらお付き合いください♪